岡崎市議会議員 うめむら順一 再び市政へ ふるさとに夢と活力を

活動報告

2008

04/28

あれからどうなった!水源林保全の研究に豊田市森林課へ

カテゴリー:活動報告


「水道水1トン1円で上流の森林を保全」豊田市が始めた全国初の画期的な事業。平成6年に「豊田市水道水源保全基金」を設け、この制度を活用した事業で上流域の人工林の間伐を実施。平成19年11月現在、基金の積立額は、約4億3900万円。その後、この事業はどうなったのか!


基金創設の経緯
 豊田市の上水道の7割は 「矢作川」 から得ており、太古から地域の命をはぐくむ母なる川である。船による物流や農業用水、工業用水に使われ、地域の暮らしと経済を支えてきた。将来にわたり、水道水が安全でおいしい水である為には、森林の水源涵養機能を高めることなど、上流域の水源地を保全することが必要と判断した。 豊田市水道水源保全基金は、水源の森を保全する為に創設された。同時に、この基金は水を供給していただいている上流部に対する、豊田市民からの 「感謝の気持ち」 でもある。

ここが肝心
 水道使用料1㎥(トン)当り1円を、水道の水源となる上流の森林保全に当てることとし、料金の単価には1円の端数が付けられることになった。そして水道検針票の裏面には、 「上記水道料金のうち1㎥につき1円は、水源保全のために使用させていただきます」と 使い道が明記されている。ここで肝心なのは、水源税を1円 上乗せしたのではなく、水道料金の一部を水源保全の為に使うことを理解していただいたことだ。

水道水源保全事業
 基金の制度を活用して、豊田市水道水源保線事業が実施された。この事業は、人工林の間伐を所有者に代わって行ない、長期的(20年)な視点で水源涵養機能を高めようとするものだ。平成12年1月、上流町村である藤岡町、小原村、足助町、下山村、旭町と基本協定を結んで事業がスタート。平成13年10月には、稲武町まで対象区域を拡大した。

20年の公的管理で健全な人工林に
 放置された私有の人工林の中から、2ha以上の区域を選定して「水源保全林」とする。町村は、間伐を中心とした公的な管理を20年間実施し水源涵養機能を高める。この作業費用の全額を豊田市が水道水源保全基金の制度を活用して負担する。

事業実績
年度対 象水源保全林選定間伐面積事業費
(測量、調査、間伐)
平成12年度5町村111ha51ha1,732万円
平成13年度6町村126ha86ha2,046万円
平成14年度6町村138ha94ha2,217万円
平成15年度6町村130ha126ha2,810万円
平成16年度6町村123ha115ha2,367万円
平成17年度旧6町村51ha64ha1,645万円
平成18年度旧6町村83ha110ha2,848万円
7年間の合計762ha646ha1億5,665万円


事業の変更
平成17年4月、事業対象町村が豊田市に合併したことにより、この事業は、上下水道局の所管として、水源林の確保(林地の購入)や水源地の水質改善事業等に変更することになった。なお18年度までに指定した水源林の間伐は、森林課が一般財源で引き続き実施することになった。




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