岡崎市議会議員 うめむら順一 再び市政へ ふるさとに夢と活力を

活動報告

2008

04/09

地場産業と田舎再生~ゆずの産地 高知県馬路村を視察

カテゴリー:活動報告


岡崎市額田地域のくらがり渓谷付近では、ゆず栽培が盛んである。地元では柚須組合を結成して集団的な栽培をしている。ゆず原液の販売や加工食品の研究も進めている。高級食材となった「ゆべし」の製造にも挑戦するが、温暖な土地柄ゆえに苦戦している。そこで先輩格である馬路村を視察研究した。

1 馬路村の概要  人口:1109人 人口密度:6.7人/㎢
面積:165㎢、歳出:15億、高知県の東部に位置し、安田川水系の馬路地区と奈半利川水系の魚梁瀬地区がある。周辺市町村とは、1千m級の山々で隔てられている。96%が山林で、このうち75%が国有林である。明治22年に馬路と魚梁瀬が合併し馬路村となる。


エコアス馬路の木材加工場

2 地場産業の概要
馬路村が昭和40年に始めたゆず栽培は、 昭和63年の売上1億円を境に、西武百貨店などへの売込みが成功し農協の売上は30億円を越している。村の予算は、15億円であり、毎年農協より環境整備費として5250万円の指定寄付が実施されている。ゆずの生産が追いつかないほどの盛況であり、ゆず工場では地元から70名の雇用を創出している。村内の70戸の農家がゆずに携わり、秋の収穫期には村中が香りに包まれる。農家1戸当たり250万円から300万円の収入となる。今後広葉樹との共生を図り、観光農園の施策を企画検討している。

3 行政と農協、住民との関係
 事業を推進していく上で、農協との会議が実施されている。情報の共有化をすることで、お互いに助け合いながら地域づくりを進めていくスタイルが確立している。特別村民の募集をして、全国選抜のチームによる田舎の大運動会を開催。アイデアいっぱいの活動が地域の活性化となる。


役場にて説明を受ける

4 林業について
太平洋の湿った気流が四国に吹き抜けるため雨が多い地域でありヤナセスギの産地である。村と県の木でもあり、建築材として利用したり、工芸品の製造販売も行なわれている。エコアス馬路では、スギの板を成型したトレーやお盆、ビジネスバックまで製造している。

〔感想・岡崎市への反映〕
ゆずの村、馬路では専属のデザイナーが広報を担当している。農協のチラシやポスター、行政の企画においても統一的なデザインが、村のイメージを高めている。豊かな自然と杉の活用、ゆずの直接販売、村民募集の大運動会の開催などのアイデアとともに、事業を成し遂げる人材の育成があり、成功した要因であろう。田舎の再生は何よりも頑張る思いであり、それを応援する仕掛けが必要だと学んだ。

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